
毎月、テーマを決めてそれに関する名言を紹介するコーナー。今月は4月。新入学、新入社など、さまざまな出会いがある月ということで、「新しい出会い」をテーマにしたことばを紹介したい。
今日の名言は、『出会いは足元にある』
新しい出会いがないのではなく、勇気がないだけ
「出会いがない…」「なかなかいい人と出会えない…」と言っている人は多い。あなたの友人にも、「新しい出会いがない」が口癖の人はけっこういるのではないだろうか。もしかしたら、あなた自身がそうかもしれない。
しかし、そんなものは言い訳に過ぎない、と言いたい。出会いがないのではなく、出会おうと努力をしていないから出会えないだけだ。もっと言うと、出会おうと努力することは勇気がいること。その勇気がないから出会えないのだ。
考えてほしい。日々、出社するまでの数十分~一時間程度の時間で、我々はどれほどの人とすれ違っているか。家から駅まで歩き、電車に乗り、また駅から会社まで歩く間に、100人はすれ違っていることだろう。その全ては「新しい出会い」になる可能性を秘めているのである。
新しい出会いを作れる場所はたくさんある
出社中、すれ違う人に声をかけるのはさすがにアレだが、とにかく「まだ知らない人」はいくらでもいるのだ。そして、知らない人と知り合いになるかどうかは、あなたの心持ちと努力次第だ!
まだ知らない人と出会う場所なんて、そこらへんにいくらでもある。
合コン、街コン、友人の紹介、結婚式、婚活パーティ、異業種交流会、誰かの誕生日会、フットサルサークル、ライブ会場、お祭り、お見合い、結婚相談所、相席屋、クラブ、バー、料理教室、社交ダンス教室、ジム、ヨガ教室、入学式、入社式、転職先、異動先、同窓会、バイト先、出会い系サイト、各種SNS、なんか路上パフォーマンスしてる人の周りにできてる人だかり、大人気ラーメン店にできている長蛇の列、スクランブル交差点の信号待ち…ちょっと思い浮かぶだけでもこれだけある。後半3つは無理があるか。
特に東京などの大都市にいる人であれば、「人がたくさん集まる場所」なんて腐るほどある、ということを理解してほしい。
同じ場所にいるという共通点
「人がたくさんいる場所があるのはわかるけど、合コンや婚活パーティならまだしも、ヨガ教室とか路上で声をかけたりするのは気が引ける」と思うかもしれない。
しかし、「同じ場所にいる」ということは、それだけで「共通点がある」ということ。同じ料理教室やヨガ教室にいるのは、お互い料理なりヨガなりに興味があるからなわけで、気軽に話しかければ向こうもイヤな気はしないはずだ。そのへんの路上だって、例えば「この日この時間に新宿にいる」という共通点はある。
また、「新しい出会い」というものを重く考え過ぎているからかもなんとなく声をかけるのをためらってしまうのかもしれない。だが、何が何でも出会った人を口説いたり恋仲になったりしなければならないわけではないのだ。出会いはただのきっかけ。気軽な気持ちで知り合いになって、もしお互い気が合えばもっと近しい関係になるようなアクションを起こせばいい。そう考えると少しは楽になるのではないだろうか。
自分が動かなければ、新しい出会いはない
あらためて言うが、新しい出会いの場はいくらでもある。そして、出会う可能性があるということは、共通点があるということだから、不自然な出会いなどひとつもない。
それなのに、多くの人は「新しい出会いがない」と嘆く。これは、みんながみんな、出会いたいけど動き出せずに受け身になっているからに他ならない。
だったら、もう自分で動き出すしかない。誰かが出会いのきっかけを作ってくれないだろうか、などと考えてはダメだ。「肉食系女子とか流行ってるし、いつか自分もモテる時が来るだろう。そのうち向こうから声をかけてくれるだろう」とかもうね、いつまでたってもそのいつかやそのうちは来ることはないからね。
みんな「出会いたい」と思っているんだから、気楽に声をかけたら案外すんなり仲良くなれる可能性が高い。だから、失敗した時のことはあまり考えずにどんどん自分から出会いを作る努力をした方が圧倒的に楽しい人生が開けるはずだ。