トリクルマガジン アゲろ、男子力!

イケメン若手社長インタビューvol.3【後編】「常にアウトプットを想定して動くことが成功に繋がる」

カテゴリー
ビジネス
投稿日
2017年7月17日
ミクシィ鈴木社長インタビュー2

イケメン若手社長は、日々どんな努力をして、どんなことを考えているのか?そのカギは「未来を想定して働くこと」にあった!悩める若手ビジネスマン必見の情報をインタビュー形式でお届けします。今回は、30歳という若さで株式会社ミクシィ・リクルートメントの社長に就任し、今まで多くの人が成し遂げられなかった事業の立て直しを成功させた鈴木貴史氏にインタビュー。なぜ、彼は困難なミッションを達成できたのか?(後編)

◇前編はコチラ

30歳で社長になって事業をV字回復できた理由

「Find Job!」の立て直しに関するお話を伺ってきました。このような、緻密なシミュレーションのもと事業をつくるという考え方は、いつごろ形成されたのでしょうか?

鈴木貴史氏(以下、鈴木) 前職のエン・ジャパンでの経験が大きかったと思います。

「新卒で入った会社で、今に繋がるスキルを身に着けた」

―エン・ジャパンでは新規事業の立ち上げをされてたんですよね?

鈴木 はい、合計3つの人材系事業を立ち上げました。ひとつは成功報酬型のサイト、もうひとつは新卒採用の人材紹介事業、3つ目はハイクラス学生向けの紹介ビジネスです。

―その中のどの事業で大きな経験を得ましたか?また、そこでどんなスキルを得たのでしょうか?

鈴木 最もマーケティング視点を身に着けて今に活きている経験は、ひとつ目のサイトで営業サイドのプロジェクトマネージャーをやったことです。このときに、ADS(アカウント・デベロップメント・ストラテジー)という考え方を身に着けたのですが、これは「組織や顧客に対して、自分の目的を通して周りを動かしていく」ノウハウのことです。

―具体的にはどんな方法なのでしょうか?

鈴木 顧客の中で誰が最も影響力が高いのかを見極め、3C・4P・ファイブフォースなど様々なツールを使って適切なコミュニケーションを取っていきました。

「チャンスは拒まない。自分のやり方に確信を持つ」

―それだけご活躍された前職から転職しようと考えたのはなぜでしょうか?

鈴木 マッチングビジネスの限界を感じたからですね。人材領域において、人と企業が出会ったときにはその人が活躍するかどうかは既に決まっていると感じるようになりました。だから、本当に大切にしなければならないのは、転職者であれば個人の力を鍛えること、会社であれば事業を強くすることで、そこに関わることができればな、と考えました。

―そこでミクシィに転職して、1年ちょっとで子会社の社長になったわけですが、これほどのスピード感はなかなか聞かないです。その理由ってどこにあったのでしょうか?

鈴木 業績を出していたから、ということが一番だと思うのですけど、自分でも驚いています。

―当初から「社長になる」というご意志はお持ちだったんですか?

鈴木 それは前職の時から、自分で会社を持ちたいと思っていました。だから、チャンスが来たら拒まないスタンスでいましたね。

―そうは言っても、ここまでの規模の会社になると、珍しいケースだと思います。

鈴木 これまでV字回復できなかったことが「できた」、ということで評価されたんでしょうか。あとは、私の前の社長が全て任せてくれた、というのは大きいかもしれないです。

―環境が整っていた?

鈴木 そうです。そんな中でサービスの現状を見たときに、「めちゃくちゃできることがある」と思ったんです。自分の中では、必ずV字回復できるという確信しかなかったです。

―チャンスがあったら必ず挑む、そしてチャンスを活かすためにしっかりと業績を出す。すごく「まっとうなやり方」で社長になられたんですね。

鈴木 運が良かった、というのもあると思いますけどね(笑)。

今日からできる!ビジネススキルを身に着けるための読書術

―でも、これだけ実績を出してきたというからには、学生時代もいろいろやられていたのかな、と思うのですが。

鈴木 学生時代は、大したことはやってこなかったですね(笑)。

「学生時代は、研究とアルバイトばかりでした」

―サークルや部活での活動はされていたんですか?

鈴木 どちらも入っていなかったですね。

―アルバイトはされていましたか?

鈴木 4年間ずっと、ユニクロでバイトしていました。

―アルバイトで影響されたことは?

鈴木 人を育成すること、人の将来に関わることへの興味が湧いたことですね。アルバイトの中でも責任のある仕事を任せてもらっていて、自分の裁量の中で、他のアルバイトメンバーや店舗の課題をいかに解決していくか、ということを学びました。

「学生時代、本は年に1冊読むかどうか」

―読書がお好き、と伺っているのですが、学生時代からたくさん読まれていたんですか?

鈴木 いえ、全然。社会人3年目くらいからです、読むようになったのは。学生のときは、1年に1冊読まないくらいです。読んだら10ページ目くらいには眠くなって寝てしまってましたね。

―それを聞いてなんだか安心しました(笑)。

鈴木 社会人になって、圧倒的な知識の無さを感じたんですね。論理的に考えることはできるけど、その思考の材料が無い。これは、先人から貰うしかないと思って、本を読むようになりました。

「アウトプットを想定して読む本を選びます」

―それで読むようになった、と。

鈴木 はい。ただ、今までほとんど読んだことがなかったので、読み方がわからないわけです。なので、フォトリーディングの講座に自分で10万円払って、読み方を身に着けることからはじめました。それからは、週1~2冊くらいは読んでいますね。

―どんな本を読まれてきたんですか?

鈴木 最初の頃は、今の自分に役立つものか将来の自分に役立つものとして、営業に関する本や自己啓発本を読んでいました。自己啓発に関しては古書を中心に読んでいて、今は論語などの東洋思想を愛読しています。

―それだけ本を読んでも、なかなかそれを実務に活かせない人がほとんどだと思います。本を読む時にどんなことを意識して読まれているのでしょうか?

鈴木 「本を読みたいから読む」のではなく、「この目標を達成するためにこの本を読めばいい」という買い方・選び方をしています。なので、読み終わることがゴールではなくて、アウトプットまで自分の中で目標設定して買っています。

―具体的に、どんな選び方をしていますか?

鈴木 まず、目次とか、誰が書いているのかなどを先に確認して、自分の業務のどの辺に、いつまでに活かすか、計画立てて買うようにしています。ただ、本を読むと、そのアウトプットの練習をするべく会社でその本の話をするので、少し社員を困らせているかもしれないです(笑)。

―それは少し困るかもしれないですね(笑)。でもそうして、必ずアウトプットしているんですね。仕事に関してもそうですが、緻密なシミュレーションを立てて、未来を想定しながら物事に取り組まれているのだと感じました。

鈴木 そうですね。

今、鈴木社長は何を考えているのか?

―ここまで色んなお話を伺ってきましたが、今後の展望をお聞かせください。

鈴木 はい、やっぱりこれからも困難な課題に挑戦していきたいと考えています。

「常に困難に立ち向かいたい」

―具体的には?

鈴木 今まで生み出したことがない新規創出、新しいビジネスを作るということです。これが今考える最も困難なことなので、チャレンジしたいですね。

―やはり、壁を乗り越えることが鈴木社長のアイデンティティなんですね。

鈴木 はい。会社としても、新規事業と既存事業と複数のポートフォリオで目標を達成する3か年の計画があります。それが、中期的に見て私個人のミッションだと考えています。

「視点を上げることで全てが成長に繋がる」

―ありがとうございます。それでは、最後に、20代の若手ビジネスマンに何かアドバイスがあればお願いします。

鈴木 そうですね。常に達観するというか、視点を上げることが大事だと思います。例えば誰かと揉めても、俯瞰してみてみれば大したことじゃないし、揉めることが目的じゃないってわかる。何かトラブルが起きた時に、それは大変なことなんだけど、俯瞰してみるとその困難って今後どう自分に活かすことができるのかって理解できるんです。

―どうすればそんな視点になれるんでしょうか?

鈴木 そうですね。悩んだら、「プラネットアース」(NHKでやっている自然ドキュメンタリー番組)とか見たらいいですよ。「地球ってでけえな」って、イヤなことを忘れられます(笑)。

―地球まで視点が上がるんですね(笑)。

鈴木 そうです(笑)。だいたいのことは笑えるようになりますよ。

取材を終えて

いかがだったでしょうか?

今回取材させていただいた鈴木社長、率直にスゴイ人でした。でも、それは例えば学生の時に起業してスゴイ儲けていた、みたいな飛び道具的なスゴさではなく、「まっとうに正しいことを真摯に徹底的にやっている」スゴさです。

意外と、社会人になっても、当たり前のことをしっかりできる人って少ないもの。でも、それをひとつひとつ丁寧に、緻密にやることが、この若さにして社長に就任し、高い業績を出せる所以だと実感しました。

鈴木社長の仕事術や読書術など、若手ビジネスマンにとってためになることはたくさんあると思います。

今回の記事を読んで、みなさんの今後の仕事に活きることがあれば幸いです。

◇株式会社ミクシィ・リクルートメントHP

鈴木 貴史プロフィール
1986年生まれ。関西大学工学部出身。大学卒業後、エン・ジャパン株式会社に入社、営業や新規事業の責任者として幅広い業務を経験。その後株式会社ミクシィに転職、経営企画に携わった後に株式会社ミクシィ・リクルートメントに出向。半年後には社長に就任し、数年間業績が衰退していた求人情報サービス「Find Job!」のV字回復を成し遂げる。既婚。「小学生のころからずっとモテ期だった」と本人は豪語するが、奥さんはその見解には否定的とのこと。