トリクルマガジン アゲろ、男子力!

落語のススメ-同期に差をつけるビジネススキルの高め方

カテゴリー
ビジネス
投稿日
2016年8月18日
落語おすすめ
出典:Wikipedia

「落語」と「ビジネス」。一見関係性が遠そうなこの2つ、実は共通点が多いんです。そして、落語を聴いたり実践したりすることで、ビジネススキルのアップにつながることも。今回は、「落語を通したビジネススキルの高め方」を紹介していきます。

こんにちは。トリトです。洒落たことを言える人は大人に見えますね。でも口から出るのは寒い駄洒落ばかり、トホホ…。いやいや人間変わろうと思えば年齢は関係なし。女子ウケのいいおじさんを目指そうと思います。

「落語」と「ビジネス」の共通点とは?

「落語」と「ビジネス」、このふたつにどんな共通点があるのか、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。ですがこれから解説することを読んでもらえば、ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも役立つはずです。おすすめですよ。

①「伝え方」が重要、ということ

ビジネスと落語「伝え方」

どちらも、「お客さんを満足させる」ということがとても大事な仕事で、さらに掘り下げると、日本人が比較的苦手と言われる、プレゼンテーション能力が重要なことが分かります。落語ならネタを、ビジネスなら商品や企画を「どう伝えるか」は、ネタや商品そのものと同じくらい、ときにはそれ以上に重要で、伝え方が上手くないと商品などの魅力も半減してしまいます。ただし、ここで注意してほしいのは嘘をつかないことです。信頼関係を大切にしないビジネスは、あまり成長が期待できなことを知っておきましょう。

②成功のカギは「頭の回転の速さ」であること

ビジネスと落語「頭の回転」

落語家もベテランになると、お客さんの入りや客層によって口調を変えたりするそうです。同じように、とくに異分野や海外とのビジネスとなると、「毎回違う状況」であり、それが「刻一刻と変化する」ことも当たり前で、それに対応できる頭の回転の速さが必要とされます。そういった相手と親交のない職場でも、臨機応変に物事を判断できるスキルはとても頼りにされるので、身につけておくことは、昇進などのチャンスをより広げるのに役立つでしょう。女子から「頼もしい人」と言われることも期待できそうです。

③「本質を理解しているか」が結果を左右する

ビジネスと落語「本質」

中心がしっかりしているとブレがなくなります。スタート地点も明確になるため、変化するときでも失敗が少なくなります。落語なら「噺の本質を理解しているのか、上辺だけを暗記しているのか」では、ネタの完成度が大きく変わってきます。ビジネスでも、「課題や解決策をきちんと理解して実施するか、ただマニュアル通りにやるか」では、結果がかなり異なるものになるでしょう。中心、本質を見極めること、このことは生産者としての立場だけでなく、消費者としても、商品の善し悪しを判断する重要な要素になります。

おすすめの落語ネタを聴いてビジネスに活かす

「伝え方」「頭の回転の速さ」「本質を理解する力」を意識して落語を聴くことで、これらのビジネススキルがアップする可能性がありそうですね。ここで仕事や日々の生活に教訓のある、おすすめのネタを3つ紹介しましょう。

おすすめの落語ネタ①/元犬(もといぬ)

※前編

※後編。2本で1話です。

【この落語のあらすじ】
浅草の八幡様に毎日お参りする白犬。目的は「この世で人間になりたい」というもの。願い叶って人間になった白犬は、通りかかった商家の主人の紹介であるご隠居のところへ奉公に。だが白犬、まだ人間になったばかりで、いきなり吠えてしまったりと大騒動。たまらずご隠居さんが女中の"おもとさん"を呼ぶ、「もとはいぬか(いるか)」。すると白犬「はい、今朝人間になりました」

【ビジネスにつながるヒント】
「元犬」から得られる仕事上のヒントは、やはり「斬新な発想・企画力」でしょう。会議などで、こんなアイディアを出したら笑われるのでは、と臆してしまうことがありますが、そこから落語家的な視点でもって、「笑われてもいい」と考えられるようになれば、どんなことでも発言できるはずです。社会的な常識や価値観から少し離れることで、未来が拓けるかもしれません。

おすすめの落語ネタ②/紺屋高尾(こんやたかお)

【この落語のあらすじ】
神田の紺屋(染め物屋)の職人・久蔵。花魁・高尾太夫と一晩語り明かしたい一心で三年間猛烈に働く。そして吉原へ。だが初回は煙草一服で終わる決まり。久蔵泣きながら今日までの経緯を話す。 「三年も思ってくれるとは、なんと情のある人」と高尾。久蔵とある約束を交わす。約束の日、年季が明けた高尾が久蔵のもとにやって来た。その後二人は紺屋を継ぎ、店はたいへん繁盛したそうだ。

【ビジネスにつながるヒント】
「紺屋高尾」でヒントにしたいのは、「目標を持って一途にがんばれば、思わぬ報われ方をすることがある」です。人生は時として残酷で、がんばっても報われないこともあります。ですが買わない宝くじが当たらないように、努力しなければ手に入らないものもたくさんあります。ビジネスにおいては努力の動機付けや方向性をより明確にするために、目標を定めることが大事になります。

おすすめの落語ネタ③/転失気(てんしき)

【この落語のあらすじ】
ある寺の住職、医者にかかったおり「転失気はありますか」と聞かれ、知ったかぶりをして「ない」と返答。その後小坊主に「転失気」を探させるが、皆知ったかぶりをしてはっきりと分からない。医者に尋ねると「おなら」のことと分かるが、住職には「盃(さかずき」です」と教える小坊主。次の診察日、「転失気です」と言って盃を見せる住職に「寺では盃が転失気ですか。その訳は?」と、医者。

住職はしどろもどろで、
(サゲはいくつかあるようです。代表的なのは)
「えぇ~そらもぉ、奈良・平安の時代から」
「盃の回数が増えると、ブーブー文句が出る」

【ビジネスにつながるヒント】
「転失気」からは、「知ったかぶりすると後々後悔する」という、反面教師としてのヒントがもらえます。知ったかぶりをすること自体に悪気はないのだと思いますが、仕事においては信用に関わりますから、分からないことがあったらすぐに質問するか、自分で調べる習慣をつけると後で困りません。落語と同じで、これは話の内容をきちんと理解する上でも重要ですし、ミスも少なくなります。

「まくら」を意識してコミュニケーション力を磨く

落語とコミュニケーション

落語でネタに入る前の部分を「まくら」というのは知ってると思います。ビジネスでいうところのラポール形成ですね。

「まくら」は時事ネタを絶妙に風刺したりして、相手(観客)の共感を誘い、その場を和ませる役割を果たしますが、これを成功させるには、時事についての知識、相手への理解、その場での空気の読み方などいろいろな要素が必要となります。うまくいけば効果が高いので、それだけ重要でもあります。

そこでおすすめは、実際に寄席まで行って落語を観ることです。「まくら」の役割がさらに良く分かると思いますよ。※実際に寄席に落語を観に行って、どんな「まくら」をしているか見てみると勉強になるからです

【浅草・上野ほか】東京で落語を楽しめる「寄席」6選で東京のおすすめ寄席を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

観るだけ・聴くだけではなく、「落語教室」で実際に体験してみよう

おすすめの落語教室

観るだけでもとても勉強になりますし、伝統文化を体験できる寄席は、デートコースに加えても喜ばれるのではないでしょうか。

実際にやってみたくなった人のために、最後におすすめの落語教室を1つ紹介しておきます。実践すればここまでの内容がもっと理解できて、効果も早く現れるかもしれません。

会場:なまらく落語教室 上野本校
住所:東京都台東区東上野5-4-19 佐藤第一ビル 2F
電話番号:03-6677-0031(古川)
教室URL
料金:入学金10,000円(めくり、高座用扇子、手拭付き)+講座費用30,000円

この記事の記者

著者名
著者プロフィール
若いころにはステージスタッフの仕事をしながらバックパッカーとして東南アジアやヨーロッパを周遊、今は落ち着いて東京近郊でのんびりウェブライター。